汚屋敷出身、汚部屋育ち
私がお片づけに開眼したのは何年か前のことで、
それまではずっとずっと、
片付け下手、というより片付けられない買い込み上手な母親のもとで育ち、
家は散らかっているのが当たり前。
たま~に抜き差しならない来客のある時だけ、
母は、押し入れや物入れに散らかったモノたちを
突っ込んでいました。。。
でもこれ、昭和の母親のひとつの典型?
いま汚部屋出身ミニマリストの本を読むと、
お母さんは散らかし魔、
という著者が多い気がします。親の年代でしょうか。
とにかく、家は散らかっているのが当たり前。
お部屋はモノがあふれていて当たり前。
冷蔵庫は食品が、扉の所から3段レイヤーで奥まで収納され、
その上にまた、収まりきれない食べ物が。
それでも毎日のように、母はスーパーへ行き、
セールになったものをゲットしては自慢していました。
お友達の家に行っても、
ものすごく物が少なくてきれいなお家というのはそんなに無かったような。
お金持ちの友達のお家でも、でっかいソファやラグ、
そして当時最先端のマッサージ・チェアや家電製品で、
リビングはさほどスッキリとはしていませんでした。
インテリアの雑誌も当時はまだほとんど無かったでしょう。
誰もが「物を買う」ということに熱狂していたのです。
そして、そんな時代が、
つい最近まで続いていたのではないかと思うのです。
「どういう経緯で片付けに開眼したのか知りたい」
というお声がちらほら有りましたので、
こんな汚屋敷出身の私が、
どんな生活をしていたのか、
これからつらつらと、思い出しつつ綴っていこうと思います。
ちょっと恥ずかしいのですが、
そこに、
これからのさらなるすっきりした暮らしのヒントが有ると信じて。