私がお片付けにめざめる前の長ーいお話。。。中学生編
今はこんなに整然としているのですが・・
私がお片付けにめざめる前の長ーいお話。。。
本当に長ーいお話なのです。なにしろ「めざめる」のが遅かったので。
中学生編。
私は中学生時代の自分のことをあまり思い出したくありません。
中学生になった私は、相変わらず弟と同じ部屋で暮らしていました。
今考えるとよく我慢していたな、と思います。
母親が怖い人だったので、何もいえなかったのだろうと。
ですが、さすがにプライベート空間がほしい年頃です。
弟も、小学校の学年が上がるにつれて自分一人になりたいと思ったらしく、こちらはちゃっかり母親に頼んでベッドの周りにカーテンを付けてもらっていました。
まあ、弟がカーテンの向こうにこもってしまえば、残りの空間には私一人ですから、これは悪いことではなかったのです。
が、私には「母親は、弟のいうことは何でも聞くんだ・・」というジクジクとした思いが心のなかに沈殿していていました。
母親は、同姓の私には特別厳しかったように思います。思春期になるにつれ、人には言えないもやもやした感情が鬱積してきて、私は幸せではありませんでした。
いえ、幸せではない、という言い方は正確ではないですね。「幸せを感じなかった」というのが正確な表現でしょうか。
とにかく、今でも私は中学生時代の自分のことをあまり思い出したくありません。学校では明るく振る舞っていたつもりでも、心の中は自分自身が嫌いでした。
そんな私の本質は、分かる人にはすぐ分かってしまうのでしょう。この頃の私の性格は、暗かったのではないかと思います。
音楽を聴くのが好きで、この頃は洋楽ポップスというジャンルをよく聴いていました。
狭い部屋に、リビングにあったステレオを持ち込ませてもらい、ヘッドホンでいつも聴いていました。
部屋はいつも散らかっていたと思います。逆に、あんな部屋にどうやって中学のカバンやら教科書やら書道の道具やらを収めていたのだろうと今でも不思議なくらいです。
部屋がごちゃごちゃしているから幸せを感じない。もしかしたら、そういうことだったかもしれません。
机の上には、ラジカセがありました。試験勉強といいつつ夜遅くまで起きていてラジオの深夜番組を聴き始めました。
それはなんだか、ちょっと大人になったような気がしてワクワクしたような記憶があります。
片付けるのが苦手だからでしょうか。ノートをわかりやすく取るとか、物を整理することができず、テスト勉強の計画をたてるのも下手。
学年が上がるにつれて成績が少しずつ下がっていったような覚えがあります。理由のひとつには、いい成績をとっても親が対して褒めてくれなかった(ような気がしていた)からです。
ノートをきっちり取れて、頭の中が整理されている子は、学年が上がるにつれて成績が上がっていきました。私はそういう子たちを心のなかですごく羨ましく思っていたのです。
ノートを見れば成績が分かる。そうかもしれません。現代は東大生のノートの取り方が本になる時代です。
当時、そんな視点は世間にはあまりなかったように思います。私は忘れ物の多い子どもでした。部屋がごちゃごちゃしているから、必要なものをすぐにさっと取り出せず、漏れが多かったのでしょう。
今だったら自分のそんなずぼらな性格がわかっているので、できるだけリストを作ったり、iphoneのカレンダーに記憶させたりするのですが・・
自分を見つめ、自分の欠点を認め、それを否定せず、しかし防止策は考えておく。
そんな結論に至るまでは、まだまだ長ーい年月が必要でした。今振り返れば。
結局、私が自分の部屋を持ったのは、高校生になってからでした。