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床を拭くことで夢がかなう??

35階。眺めがよくて海も見えて、部屋にいるのが楽しい♪

いまのお部屋は、とっても気に入っています。

 

引っ越して3ヶ月ほどですが、

それまでは同じ建物の別のお部屋にいたのです。

 

前のお部屋にいた頃は・・・

 

・もっと高層階がいいな。

・日当たりの良い、冬でも暖かい部屋がいいな。

・白い壁、白い天井の部屋がいいな。

・欲を言えば、もっと眺めがいいといいけど。

 

などと考えながら住んでいました。

 

しかし、お部屋に住みながら、

お部屋の不満を言いながら暮らすのは、

なんだか楽しくないと思ったのです。

 

そこで、前住んでいるお部屋にちょっと不満もあったけれど、

できるだけキレイにするよう工夫しました。

 

トイレの掃除もそれまで以上に熱心に。

 

バスタブは使ったらすぐタオルで拭き、

キッチンのクックトップもなるべく拭きあげて。

 

そんなふうにがんばっていた時、

美容院である雑誌を見たのです。

 

その女性は、毎日床を拭いていました。

いわゆる雑巾がけです。

 

雑巾を真っ白に保ちながら、

毎日毎日、朝起きたら床を拭きあげる。

 

その清冽な暮らしぶりに感動しました。

それから、私も床を拭くようになりました。

 

毎日は無理ですが、無理せずに、

洗濯したタオルで、

掃除機で掃除したあとの床を拭きました。

 

といっても、バスルームとキッチンだけです。

 

他の部屋はすべて厚いカーペット敷きなので、

ラクでよかったのです。

 

床を拭くと、部屋の空気が澄むのがわかりました。

 

床は、私の拭き上げに応え、

どんどんキレイになっていきました。

 

雑巾がけにすぐ取りかかれるよう、

邪魔なものを床に置かないようになりました。

 

そうやって、キレイを積み上げていたある日、

いまのお部屋の募集があったのです。

 

とても眺めのよい、天井の高い部屋で、

しかも北向きです。

(ここは南半球なので、北向きが日当たりが良いのです)

 

飛びついて部屋を見たものの、

競争率が高い・・・

 

それでも、いま住んでいる所のお掃除をして、

できるだけ美しく暮らしながら、待っていました。

 

家族は、

「もうここでもいいよ。じゅうぶんキレイだし」

と言ってくれたので、焦らずにすみました。

 

申込から2週間あまり、

とうとう私たちに決まったと返事がきました!

 

私はいまでも、確信しています。

 

お部屋を拭き上げながら、

いま住んでいるところに手をかけていたことで、

さらに上のランクのお部屋を惹きつけたのだと。

 
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